MusicBeeにはPCのノイズを最小限に抑えた高音質再生を実現する設定があります。この記事ではその具体的な設定手順をステップごとに解説します。【MusicBee高音質化ガイド】①②を先に読んでいると理解がスムーズですが、この記事単独でも設定は完結できます。
出力方式の設定画面を開く
まずMusicBeeの設定画面を開きます。上部メニューの「MusicBee」→「設定」(またはCtrl+O)からアクセスできます

設定画面が開いたら、左側のメニューから「プレーヤー」を選択してください。ここに出力方式の設定が集まっています。

「出力」の項目に注目します。ここで選択する方式によって音質と使い勝手が変わります。
「プレイヤーの出力」から、目的に合った出力方式を選択してください。
各出力方式の詳細
WASAPI(Exclusive)― 最高音質・排他モード
MusicBeeが指定したサウンドデバイスを「独占的(Exclusive)」に制御し、Windowsの標準オーディオミキサー(カーネルミキサー)を完全にバイパスして音声を出力するモードです。
OS側での強制的なリサンプリングやボリューム調整の介入を防ぎ、PC内部のデジタル処理ノイズを排除できるため、音源データをそのままの純度(ビットパーフェクト)でオーディオ機器へ伝送できます。高音質化を狙う上で最も効果的な設定です。

このモードを選択中はMusicBeeがオーディオデバイスを占有するため、ブラウザでYouTubeを開いても音声は出ません。この設定のまま忘れてしまうと「他のソフトから音が出ない」という状態になるため、MusicBeeで集中して音楽を聴きたい時だけ使用し、普段はWASAPI(Shared)に戻しておくことをおすすめします。
※事前にWindows側で排他モードを許可する設定が必要です。
【MusicBee高音質化ガイド】②まずは音源とWindows設定を見直そう
日常使いとの切り替え:WASAPI(Shared:共有モード)との使い分け
「音楽を聴きながらYouTubeの音声も聞きたい」「ブラウザの通知音も鳴らしたい」といったように、MusicBee以外のアプリの音声も同時に再生したい場合は、出力設定で「WASAPI(Shared)」(またはDirectSoundなど)を選択します。
Shared(共有)モードであれば、音声データは通常のWindowsシステム(PC全体のサウンドミキサー)を通して出力されるため、他のアプリケーションの音声と問題なく同時に出力できます。用途に合わせて、Exclusive(排他)とShared(共有)を論理的に使い分けることが、快適なPCオーディオ環境構築の鍵となります。

ASIO
ASIO は 低遅延での再生に強い 方式で、対応機器やドライバーが整っている環境ではメリットがあります。
ただし、機器や環境によって差が出やすいため、音質や遅延にこだわる場合は、WASAPI(Exclusive)とASIOを両方試し、自分の環境で音質・安定性の良い方を選ぶとよいでしょう。
サウンドデバイスの表示について
PC に外部 DAC やサウンドデバイスを接続し、メーカーのドライバーを正しくインストールすると、その機器が MusicBee の出力先として選択できるようになります。
結論 音質に直結する優先度(高 → 低)
高音質で音楽を聴きたいなら、出力方式でWASAPI( Exclusive) を選択します。
少し音質を落としても、YouTubeを見ながら音楽を聴きたいなら、
出力方式でWASAPI( Shared) を選択します。


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