はじめに
前回までに設定した「同期ルール」を使って、実際にUSBメモリへの書き込みを行います。
今回は、書き込み前の最終チェックから、よくあるエラーの対処法、そして実際にマツダコネクト実車で再生するまでの流れを解説します。 この手順をマスターすれば、以後は「プレイリストを更新して同期ボタンを押すだけ」となります。
書き込み画面(プレビュー)へ進む
MusicBeeの右上のタブ、または左側パネルから、対象のデバイス(USBメモリ)を選択します。


書き込み内容の最終確認
左側のタブで「設定」を選びます。


前回設定した内容に基づいた「同期プレビュー画面」が表示されます。
この画面で誤りがないかを確認します。
特に重要なチェックポイントは以下の2点です。
- 「ファイル名を保持」の設定: 意図せずアーティストごとのフォルダ階層などが作られていないか(設定どおりシンプルになっているか)。
- 「プレイリストの格納」場所: プレイリストファイル(.m3u8)が、指定したフォルダ(Playlistsなど)に配置されるようになっているか。
ここがズレていると、USBメモリ内でフォルダ構造がぐちゃぐちゃになったり、車側で曲名が正しく表示されなかったりします。
容量チェックも忘れずに
このプレビュー画面では、「今回の転送でどれくらい容量を使うか」がひと目で分かります。
- 追加される容量: グラフで表示されます。
- USBの空き容量: 足りているか確認できます。
転送途中で容量オーバーによるエラーを出さないためにも、ここでバーが赤くなっていないか(容量不足でないか)を見ておくと安心です。
⑧で設定した内容が再度一覧で表示されます。
ここで誤りがないかを最終確認し、問題がなければ 「プレビュー」アイコン をクリックします。
特に重要なのは、
- 「ファイル名を保持」 の設定が意図どおりになっているか
- 「プレイリストの格納」 が正しいフォルダ階層になっているか
の2点です。
この部分がズレていると、USBメモリに書き出された際にフォルダ構造や曲名が想定外になるため、必ずチェックしておきたいポイントです。
USBメモリの容量とプレイリストの関係を確認できる
プレビュー画面の一覧では、USBメモリの空き容量に対して、
選択したプレイリストがどれくらいの容量を必要とするのか がひと目で分かります。
この画面で確認できる内容は主に以下のとおりです。
- プレイリストごとの必要容量
- USBメモリに問題なく書き込めるかどうか(容量オーバーかどうか)
容量不足によるエラーや、転送途中の失敗を防ぐためにも、ここで一度チェックしておくと安心です。
USBメモリへ書き込み(同期実行)
※ ファイル数が多い場合や、容量が100GBを超えるとかなり時間がかかる場合があるので、PCを触らないタイミングで「同期」を実施することをお勧めします。
内容と容量に問題がなければ、
右上の「同期」ボタンをクリックし、
書き込みを開始します。

進行状況とステータス
画面下のステータスバー(または右端のサイドバー)に、進行状況が表示されます。
- 通常コピー: そのまま転送されている曲
- エンコード: 設定に基づき、形式変換(例: FLAC→MP3)してからコピーされている曲
変換を含む場合、PCのスペックによって処理に時間がかかることがあります。
終わるまでここは気長に待ちましょう。
エラーが出た場合の対処法
同期が完了すると、結果一覧が表示されます。
もし「コピーに失敗しました」という表示が出ている場合は、ステータス欄で理由を確認します。よくある原因は以下の2つです。
- 元のファイルが見つからない
- PC内でファイルを移動したりリネームした場合に起こります。
- 対策: MusicBeeで「再スキャン」をしてライブラリ情報を更新するか、リンク切れを修正します。
- 保護されたファイル(DRM付き)
- iTunes Storeで購入した古い楽曲(.m4p)など、著作権保護がかかっているファイルは転送できません。
- 対策: 対象ファイルを除外するか、保護のない形式で入手し直す必要があります。
エラーが出た曲は後で個別に検証し、原因を解消してから再度同期すればOKです。
PC上での最終確認
同期完了のメッセージが出たら、USBメモリを抜く前にWindowsのエクスプローラーで中身を確認します。
- フォルダ構造: 設定どおり(例:Musicフォルダの下にフラットに並んでいるか)になっているか。
- プレイリスト: 指定した場所に
.m3u8ファイルがあるか。 - ファイル名: 変な記号に文字化けしていないか。
これらが問題なければ、PCからUSBメモリを安全に取り外します。
マツダコネクトで再生
いよいよ車での確認です。
書き込んだUSBメモリを車のUSBポートにメモリを挿入し、エンジンをかけます。
読み込みには時間がかかります
マツダコネクトは、USBメモリが挿入されると内部のフォルダやプレイリストを解析(インデックス化)し始めます。曲数が多い場合、最初の読み込み完了まで10分程度かかる場合があります。
【安全のために】 読み込み確認は、少し走行してコンビニの駐車場に入るなど、必ず安全な場所に車を停めてから行ってください。
チェック項目
読み込みが完了したら、以下の点を確認します。
- フォルダ/プレイリスト: 正しく認識・表示されているか。
- 並び順: プレイリスト内の曲順が意図した通りか。
- 再生: 音飛びなどがなく正常に再生できるか。
ここまで確認できれば、作業はすべて完了です!
実際にプレイリストを確認してみる
「ライブラリー」 → 「プレイリスト」 → 「 (自分で作成したプレイリストがあるか) 」 → 「 (自分で作ったプレイリストの曲が入っているか) 」




※ 入れたはずの曲がない場合には下記を確認してみましょう。
①マツコネで再生可能な音楽ファイルか。
→ 再生可能な状態に音楽ファイルを変換する。
②USBメモリの転送時にエラーが出ていないか
→ 転送可能な状態に音楽ファイルを変換する。
USBメモリにはフォルダ構成が複雑な階層となっていても、プレイリストごとに曲を再生できるメリットがあります。
まとめ:プレイリスト運用で劇的に快適になる
以前の私は、転送方法がよく分からず、USBメモリ内でフォルダを分けて「擬似的なプレイリスト」を作って対応していました。 しかしその方法だと、同じ曲を別のリストに入れたい時に曲ファイルごとコピーしなければならず、USBメモリの容量を無駄に圧迫していました。
今回紹介したMusicBeeの設定を使えば、音楽ファイル(実体)は1つのままで、複数のプレイリストで自由に管理できます。
- 曲の並び替えが簡単: PC上でドラッグするだけ。
- 容量の節約: 無駄な重複ファイルがなくなる。
- 使い分け: 気分や同乗者に合わせてリストを一瞬で選べる。
「USBメモリのファイルを無理に移動させたり、コピーし直したりする」というストレスから解放され、音楽再生の管理が格段に快適になりました。
長くなりましたが、これにて「MusicBeeを用いたマツダコネクトへの音楽ファイル転送」シリーズは完結です。
ぜひ皆さんも、こだわりの高音質と快適なプレイリストで、ドライブを楽しんでください!

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