MusicBee① ソフト紹介、基本設定と“音質重視を視野に入れた初期セットアップ前編”

musicbeeの紹介と使い方を記載します。本件は内容が長くなるので分割して記載します。
さらに、マツダ車で音楽を聴くために、PCではMusicBee を使ってライブラリを整理するところまでを記載します。ネットで調べても「マツダコネクト用にどう準備すればいいのか」がほとんど書いておらず、実際にやってみると、MusicBeeは便利なのにクセが強くて少し迷いました。

同じように「USBに入れたのに認識しない」「アルバムアートが表示されない」などで
困っている人も多いはずなので、今回自分がやった設定を備忘録としてまとめます。

MusicBeeとは?

iPhoneを使っている方は、音楽再生にはiTunesを使っている方が多いかと思います。私もiPodを使っていたので、Windowsに対応してくれてからはずっと使っていました。

しかし、10年くらい前に音楽ファイルが喪失したことがあったので、その時にWindowsにて、iTunesのような音楽ファイル再生ソフトを探し、Music Beeというソフトに辿り着きました。(もうiTunesは使わん⚓)

この時は、すでにiPodを使わずとも、スマホで少しだけでも手動で転送して再生できればよかったですし、スマホはiPhoneを使っていないので、とりあえずは音楽のマスター管理はWindowsに対してなんとかしてくれればよかったのでした。その先に、アンドロイドと同期できればiTunesと変わらない運用となるので、そこはまた考えようと思いました。現在はアンドロイドスマホとは案外簡単に同期もできます。

MusicBeeに関しての特徴や機能は、
無料でWindowsにて、iTunesのように音楽を運用・管理ができる。かなり自由なカスタマイズをすることも可能です。デメリットとしては、フリーソフトであることや、プラグインが必要となることがあること。フリーソフトという時点で、メリデリはおおよそ想像がつくかと思いますが、ユーザーが多くなったからか、若干の癖はありますが、現在はかなり使いやすくなりました。

  • ライブラリの管理
    音楽ファイルをアーティスト、アルバム、ジャンルなどで整理し、ライブラリを構築・管理。
  • 作成
    CDから音楽ファイルをPCに取り込んだり、CDへの書き込み。
  • タグ編集
    楽曲のメタデータ(タグ情報)を編集できます。自動でアーティストやアルバムの情報を取得する機能。
  • 再生機能
    高機能なプレイヤーで、イコライザーやDSP設定、海外ラジオ再生、多様なフォーマットへの対応などが可能です。
  • レイアウトのカスタマイズ
    UIのレイアウト、スキン、ミニモード、コンパクトモードなど、自分好みにカスタマイズできます。ユーザーインターフェースを細かく調整できるため、好みに合わせて使いやすさを追求できます。
  • 同期
    音楽やプレイリストをスマートフォンなどの携帯音楽プレイヤーと同期可能。
  • 無料:ソフトウェアは完全に無料利用。
  • 軽量・高機能:軽快な動作と、音楽管理に役立つ多機能性を両立。
  • 幅広い形式に対応
    FLAC、MP3などの様々なオーディオ形式をサポート。
    ただしエンコーダーが別途必要になると考えた方がいい。

MusicBeeダウンロード

グーグル検索やWindowsのアプリストアからでもダウンロードすることが可能ですが、
お勧めは「窓の杜」からのダウンロードです。
Windowsソフトのダウンロードサイトではかなり老舗なので、一定の安心感はあるかと思います。

MusicBee インストール

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールする。素直に進めていけば、デスクトップ上にアプリのショートカットがあるかと思うので、ソフトを起動させる。ここまでは何も問題ないものと思われる。しかも現在のバージョンだと、日本語がデフォルト表示になっているところ少し感動しました。最近PCを新調したので、久々にまっさらな状態からインストールした者の感想です。

ここから少し準備が必要となります。

再生したい音楽ファイルの確認

musicbeeは最初の状態で再生できる音楽ファイルは下記の種類になります。(2025/11時点)

  • WAV
  • mp3
  • WMA
  • FLAC

これは再生するためのプログラムであるエンコーダー(コーデック)の著作権とか、利権とかそういう問題のようです。公開されているとか、フリーソフトに組み込みが許されているとかそういう大人の話のようです。

では、実際にどのようなエンコーダーの状態になっているかMusicBeeの状態を確認します。

右上の三(三本線)がメニューなので、これをクリックして、設定に入ります。

すると設定のウインドウが開くので、左の項目の中から、「ファイルコンバータ」を選びます。

一番上には「MP3」のチェックボックスがあってエンコーダーの場所が記載されている。下にスライダしていくと、音楽ファイルごとに再生するのかどうかを選択することができます。

音楽ファイルの項目ごとに、再生のチェックとエンコーダーの場所を指定する。
昔はFLACはデフォルトで再生できなかったが、2025/11では、再生できるようになっていた。

私は元々iitunesを使用していたため、音楽ファイルにはアップルの形式の物が多くあります。その場合には、「AAC]を有効にします。が、チェックを入れるとオレンジ色の!マークがつきました。問題が生じているとこのような形で表示されます。

マウスカーソルをオレンジ色の!に合わせるとその理由が表示されます。

AACのファイルを再生するためには、別途エンコーダーというソフトを入手して、MusicBeeの指定のエンコーダーフォルダに入れておく必要があることが分かります。

ところで、iTunesを使用していると、自分でCDから読み込んでいたり、ダウンロードして購入したファイルなどがありますが、下記のように分かれます。

種類拡張子再生可否(MusicBee)備考
M4A(AAC-LC).m4a◎ 再生できるApple / iTunesの普通のAAC
AAC(生のAACファイル).aac◎ 再生できるコーデック次第だが基本OK
DRM付きAAC(iTunes Storeの昔の曲).m4p✕ 再生できない著作権保護のため

ここで厄介な存在は拡張子「m4p」です。この拡張子のファイルは、iTunesからしか再生できない、基本的には古いファイルで、ダウンロード購入したものが該当するかとおもいます。変換することができないので、iTunesでこのファイルを音楽CDに焼いてリッピングするのがいいのかもしれませんが、大量にあると無理ゲーになります。iTunesで再ダウンロードという方法が最もよいとのことですがどうでしょうか。(私は329個もあるので、一つのフォルダにまとめて、どうしようもない状態になっています。)

AACのエンコーダーをダウンロードする。

AACのエンコーダーはグーグル検索すると案外すぐにサイトが見つかります。

ただし、自己責任というか、昔私がダウンロードしたときは、ウイルスが入ったファイルだったので、ウイルスバスターで無害化してから、使いました。

必ずしも安全ではない可能性を留意してダウンロードしてください。

ダウンロードしたエンコーダーを使う

以前から使っているので、私は下記のように複数のエンコーダーを持っています。

これをエンコーダーを格納するところに入れておきます。

デフォルトだと C:\Program Files (x86)\MusicBee\Codec

その後、MusicBeeに入れたエンコーダーを認識してもらいます。

赤枠内をクリックして、

ダウンロードして、MusicBeeのフォルダに入れたファイルを指定します。

エンコーダーを指定すると、ウインドウが閉じますので、下の適応をクリックすると、オレンジ色の!が消えて、エンコーダーが適応されたことが確認できます。

適応をクリックして画面を閉じます。これで、AACファイル(拡張子は、AAC or M4a)を再生することができるようになりました。

続きは②へ。

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